社用車としてのハイヤー利用

役員の通勤や会社回りにハイヤーを依頼される企業が増えています。役員だけが集まるような会合では、数多くのハイヤーが並ぶことも。企業の役員がハイヤーを利用するとき、スポット利用なのか、中長期の利用になるのかによって料金が変わってきます。スポット利用は企業の役員が単発的な使用によって利用するものであり、冠婚葬祭での送迎や、各種パーティーでの利用がほとんどです。この場合は、運転手を選択することはできないハイヤー会社がほとんどです。

しかし、中長期で毎日の通勤に利用される場合、拘束時間もある程度決まってくるものですし、何よりも毎日顔を合わせることになります。できれば、企業の役員側も気に入ったドライバーにきてもらいたいと思うもの。さらに、ビジネスマナーのあるドライバーが望ましいとされるでしょう。役員によっては何のこだわりもないという人もいますが、毎日のことなので気になるのは当然のこと。事前にどのドライバーが担当するのかを、ハイヤー会社側が推薦した数人と面接をして決める会社もあります。

ハイヤーを社用車として利用するためには、会社によってそれぞれの規定があります。月に何回以上の利用であり、所要時間と距離などが決められており、これらの条件に基づいて見積もり額が決められます。また駐車場代や高速料金などは別途となっている場合がほとんどであるため、事前に確認することが必要です。

少々面倒にも思われるハイヤーの社用車利用、どうしてこのようなシステムを導入するのかについて気になります。これまでの役員の運転手というのは、「お抱え運転手」とも呼ばれており、決まった役員専属の運転手がいました。ハイヤー会社に依頼しているのではなく、企業が雇い入れていたのです。この場合、人材育成も大事ですし、ビジネスマナーの習得などあらゆる事前研修も必要でした。しかし、時間をかけて人材育成を行っても、退職される可能性もあります。早めに退職を伝えてくれる人ばかりではなく、急に辞めるというようなこともあったようです。このような雇用関連の悩みは企業には付きものですが、できるかぎり避けたいもの。そのためにどうしたらいいのかとなった際に、アウトソーシングをすることになったのです。同じように悩まれている会社も多かったため、社用車として依頼される企業が増加。ハイヤー会社が年々増えることにつながります。

最近の傾向として、新卒を採用し、ハイヤー会社がしっかり育てていく傾向が見られます。外国語に堪能で、接客スキルも持ち合わせているレベルの高い学生達から採用しています。留学経験や大学時代にさまざまな経験を積んでいるメンバーだと、年齢は若くても豊富な経験をしているだけあって会話も幅が広く、お客様にも喜ばれているようです。